【移動する家】曳家(ひきや)
こんにちは(^O^) 広報の福田です。
今回は、なかなか見られない貴重な工事をご紹介します。
建物を壊さずに、そのまま移動する工法を『曳家 (ひきや) 』と言います。
たとえば、
・区画整理や道路拡張などによって、建物を移動しなければいけない
・陽当たりが悪いから、家の向きを変えたい
・重要文化財を残すため
・想い入れのある建物だからそのままの形で移動したい
などいろいろな理由で曳家をおこないます。
また曳家は、新築と比べて安く早く施工することができます。
今回のおうちは、曳家をしてリノベーションをしますよ。
まず、中の家具など荷物を移動させて、基礎と土台を切り離します。
こちらが、基礎から建物をはがした状態です。⇩
家が浮いてます~!
赤いのが、建物を持ち上げるジャッキ。
ジャッキで持ち上げて、計算された配置で土台の木材をセットします。
「コロ」と呼ばれるパイプを建物の下に敷き、転がしながら移動させます。
建物にワイヤーを引っかけて、滑車でゆっくりひいていきます。
慎重に、少しずつ、少しずつ。
⇧
上のコンクリート基礎のところがゴールです。
もちろん移動する前に、新しい基礎を施工しておきます。
⇧このコンクリートが、もともと建物があった場所です。
私が見に行ったときは、すでにもうこんなに動いていました!
移動する様子は、ぜひタイムラプスをご覧ください。
すごい技術ですよね!
動く様子は、圧巻です。
私は見られませんでしたが、無事新しい基礎に着地したそうです!
工事開始から、新しい基礎に着地するまで2ヶ月。
この作業を職人さん3人でおこなっていました!
すごい重労働だと思います。
お客さまの財産と思い出を残す『曳家工事』でした。
日本の建築技術、すごい。
これからのリノベーションも楽しみです。
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